更年期医療の最先端の恩恵を日本全国の更年期女性に届けたい—
初めに、ブログを発信するにあたり、まず私の「更年期医学に対する思い」をお伝えしたいと思います。
さて表題に掲げました「最先端の更年期医療の恩恵を全国の更年期で悩む女性に届けたい」この目標を掲げて更年期医療に取り組んではや40年が過ぎました。
この間、大学人として大阪大学病院や金沢大学病院に在籍中には、更年期外来を担当して更年期障害女性の実践医療に取り組む一方、全国各地の産婦人科医師をはじめ他科(内科、精神科、泌尿器科、整形外科)の医師を対象に、医会や学術集会の演者として招かれ、安全な「更年期障害の診断や治療法」についての先端医療を伝えてきました。また講演のみならず、将来を見据えた「安全で有効なホルモン療法(HRT)」について、更年期の医療に携わる臨床医師に向けての執筆活動にも力を入れてきました。なぜなら、更年期の女性と向き合い、有効で安全な医療を届けるのは更年期医療を実践している臨床現場の産婦人科の医師の見識にゆだねられているからです。
参照:
1)小池浩司 執筆:これからのHRTに望まれるもの:高齢者のヘルスケアを支える安全なHRTとは?更年期と加齢のヘルスケア 9:52~57、2010
2)小池浩司 執筆: 知っておきたい今日のホルモン療法:これからのHRT
産婦人科治療 98:277~283、2009
3)小池浩司 執筆 ホルモン療法の新たなる展開:その考え方と実際
更年期と加齢のヘルスケア 6:40~45, 2007