大阪「なんば」でのクリニック開業に込めた私の思い:その4

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前述しましたが、アメリカで実感した「ホルモン療法による女性の心身の若返り」の実態を教訓に、帰国後、私自身ホルモン療法を中軸に更年期医療にも積極的に取り組んで参りました。この治療法により、多くの更年期症状が改善し、骨粗鬆症による膝や腰の痛みの改善と共に、更年期からの人生が再び「輝き」だし、人生への取り組み方そのものが変わった女性を多数見受ける反面、近所の人から聞いた根拠のない話やかかりつけの医師からの間違った情報がもとでこの治療法をやめてしまう女性の多さにも驚かされました。根拠のない個人的な印象や先入観だけで判断せず、まずは、現時点での「正しい更年期医学の知識」を持っていただき、それをもとに、「ホルモン療法の是非」を判断して欲しいと、患者さんを集めての勉強会、婦人団体での講演会、市民対象の公開講座などを通じて、微力ながらホルモン療法の紹介に努めてきました。また、更年期医療に携わる内科医、精神神経科医、整形外科医、あるいは高齢婦人を診察する開業医の皆さまにも、正しいホルモン療法の知識を持っていただき、明日の更年期医療を担って頂くために、東へ西へと講演会に招かれては膝を交えて語りあって参りました。

更年期に差し掛かった女性が、私の提唱する「安全で有効なホルモン補充療法」という治療法に出会い、それがきっかけで「人生が輝きだした」と訴える女性を数多くみてきました。「ホルモン補充療法」により心身ともに若返ると、あらゆる意味での意欲が湧いてきます。その結果、おしゃれに精を出す女性、ボランティア活動にエネルギーを注ぐ女性、かつての職場に復帰する女性、あるいは、孫の世話を積極的に見る女性、旅行やその他の趣味に生き甲斐を見いだしたり、文化教室に通い始めたりする女性と、その生き方は様々ですが、ホルモン補充療法により、多くの女性が更年期からの人生に「輝き」を取り戻しています。そして、更年期以後の30年あまりの人生の「生活の質」の向上をはかり、より豊かな人生の演出に役立たせています。

しかし「更年期医療」の実践を通じて、痛感したのは5年が過ぎ、10年が過ぎても、日本でのホルモン補充療法の普及率は一向に上らないことでした。そして日本の女性が「情報過疎におかれて不幸な老後を送る状態」だけは避けなければならないと痛感したことでした。そこで、更年期で悩む女性の人生読本として情報を発信するために、「更年期からの輝き」(小池浩司著 1500円税抜き)を執筆しました。現在「更年期からの輝き」はアマゾンでも購入できます。また、当クリニックの「小池レディスクリニック(なんば)」でも購入可能ですので、ご希望の方は電話でお問い合わせください。

「更年期からの輝き」は更年期で悩む女性の人生読本です

自著「更年期からの輝き」は最新医学が女性に送る若返りヘのメッセージが書かれており、更年期からの女性にとっての必読の書です。

以後、私のこれからのブログの中では、数々の国内外の論文発表、学会発表の内容とともに「更年期からの輝き」の記事も紹介しながら更年期の先端情報やホルモンと関係する女性の病気や健康管理について興味ある情報を発信していきたいと思っています。

投稿: 院長