女性の一生の中で、女性ホルモンの役割について

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思春期になると女性は排卵にともない月経が開始します。
月経の開始に先立ち、左右の卵巣からは女性ホルモンの分泌が開始されています。この女性ホルモンは血液から全身に運ばれ、様々な体の部分で作用しながら、少女のからだを女性の体に変えてしまいます。
例えば、胸に作用して、豊かな乳房をつくり、皮膚に作用してしっとりとしたすべすべした肌をつくります。また「ふさふさした髪の毛」や「丸みをおびた女性特有の体型」も女性ホルモンの影響によるものです。
こうして、女性ホルモンの影響で成熟した女性の体が出来上がると、その魅力に憑かれて、男性が接近し、その結果「赤ちゃんの誕生」となるのです。
つまり、生物学的には女性ホルモンの主な役割は魅力ある女性を作り、男性を近づけさせ、生殖活動を行なって「子孫を繁栄させる」といった、一連の「種の保存」に関わる舞台を作りだすことです。
しかし、女性は何時までも生殖が可能ではありません。女性は30歳を過ぎる頃より子供を作る能力(妊孕能)に陰りが見え始め、37歳から急激に低下して、おおむね45〜55歳で閉経を迎えます。さて、この妊孕能が急激に低下してくる37歳頃から、受精卵に染色体の異常が高率に認められるようになります。そのため、「種の保存」と言う見地からみても、卵巣が「何時までも子供を作る能力」をもつ必要はありません。45〜55歳で閉経を迎えさせ、「生殖作業」は次の世代に譲った方が効率がいいわけです。
しかし、閉経して「生殖能力」を失うと同時に、女性ホルモンの分泌は停止するため、女性ホルモンに支えられていた「心身の若さの支え」を失います。その結果、閉経を境に女性の体は一挙に老化が加速され、世代の交代の引き金となっていきます。
しかし、ここで女性ホルモンを補充すれば、閉経による女性ホルモンの欠乏状態を回避させて、心身の若さを保つことが期待できます。これが、小池レディスクリニックが得意とする「ホルモン補充療法(HRT)」です。

参照:
1)小池浩司 執筆:これからのHRTに望まれるもの:高齢者のヘルスケアを支える安全なHRTとは?更年期と加齢のヘルスケア 9:52~57、2010
2)更年期からの輝き(小池浩司著)

投稿: 院長