MSCP資格を取得しました

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酷暑が始まっておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
副院長です。
今日は私からご報告です。

この度、私は The Menopause Society Certified Practitioner (MSCP) という資格を取得しました。
日本語にするなら、「閉経学会認定 更年期医療専門家」となるでしょうか。

私や院長の所属する日本女性医学学会は日本国内で更年期医学を含む女性のヘルスケアに関する医療・医学を専門として扱う学会ですが、世界に目を向けると、この分野をリードしている学会が3つあります。

国際閉経学会(IMS)、閉経学会(旧:北米閉経学会)、欧州更年期・男性更年期学会(EMAS)です。
このうち、北米閉経学会(North American Menopause Society, NAMS)はかつては北米の更年期を専門とする医師が中心となっていたのですが、今や全世界に学会員がおり(私も学会員です)、もはや北米だけの学会ではないということで、最近「閉経学会(The Menopause Society, TMS)」に名称が変更されました。

この中で専門資格があるのはTMSのみであり、認定試験に合格すれば国籍に関わらず上記のMSCPという資格を取得できます。そのため、日本人産婦人科医師でも数名がこれまでに専門資格を取得されています。

ただ、この資格を維持するためには継続的な学会参加、もしくは認定試験を再受験して合格することのどちらかが必要になり、日本人にとってはハードルも高めです。
実は米国では、医師にとって資格は持てば持つほど診療報酬が増えるという取得するメリットがあるものなのです。より高度な医療を受けるためにはお金がかかるという、ある種合理的な考え方です。
しかし、日本ではこの専門資格に限らず、専門資格を持つことによる診療報酬増加はありません。大学を卒業したばかりの医師であってもその道を究めた権威であっても支払う診察代は同じです(患者様にとってはメリットです)。
従って、日本でこの資格を維持するのは正直コスパが悪いです。
そのためか、現時点で資格を維持しておられるのは1名だけです。この方は非常にご高名で私も尊敬させていただいている先生で、この度、同じ資格を取得できたことをうれしく思います。

さて、この資格を取得するためには認定試験がありますので、出題範囲やそのための教科書(臨床医向けガイドブック)のようなものがあるのですが、読んでいて驚くのはその内容です。
日本では全く聞いたこともないような、それでいてずっと疑問に思っていたような内容についても、非常に詳細かつ明快に解説されています。
急速に発展してきている現在の日本の女性医療ですが、それでもまだまだ世界は数段先を行っていると感じる内容も多くありました。
コスパは確かに悪いかもしれませんが、この資格を維持し続けることは、世界の先端医療水準の診療を維持することにもつながるはず。

当院のキャッチフレーズの一つは「大阪難波で、世界水準の女性医療を。」

これからも、キャッチフレーズ通りの質の高い医療を提供できるよう、一層励んでまいります。

投稿: 副院長